執筆:岡田
「また牛乳買い忘れた…」「ああ、卵まだあると思ってたらなかった…」。
これは、かつての私が日常的に抱えていた“買い物ストレス”です。仕事と子育てに追われる毎日で、献立を考え、リストを作り、スーパーに行くという一連の作業は、ほんの10分どころか1時間以上かかることもありました。
そして、忙しい日に限って買い忘れや重複購入が発生し、無駄な出費も多くなっていました。
そんな私が転機として取り入れたのが、AIを活用した「買い物リストの自動化」と「AI家計簿アプリ」です。
冷蔵庫の食材をAIに入力すると、それに合わせた献立と必要な材料を一覧で出してくれたり、家計簿アプリと連携して「今月の支出傾向から優先的に買うべきもの」まで提案してくれるようになりました。
その結果、買い物の回数は週3回から週1〜2回に減少し、月の食費も約15%カット。何より、「今日は何を買えばいい?」という悩みから解放され、心にも時間にもゆとりができたのを実感しています。
この記事では、私が実際に試して効果を感じたAIツールを活用した買い物時短&節約術を、誰でも実践できる形でご紹介します。
買い物の悩みが尽きない理由
「買い物って、ただのルーティンでしょ?」
以前の私は、そう思っていました。しかし、献立を考え、買い物を済ませるという一連の作業は、実は想像以上に大きな精神的・時間的負担を伴います。
買い物のよくある悩み | 実際に起こること |
献立が浮かばない | 冷蔵庫の中身を見ても、何を作ればいいか分からず、毎回ネット検索…。 |
買い忘れ | 忙しい日に限って、必要な物を買い忘れてまたスーパーに行く羽目に。 |
ムダ買い | 「これ安いから」と特売品を衝動買い。家計がじわじわ苦しくなる。 |
時間の消耗 | メニューを考える→メモを書く→お店に行く。この流れが毎日繰り返される。 |

私は、毎日夕食の献立を考えるだけで20分近くかかっていました。さらにスーパーでは、メモを見ながら棚を探し、値段を比較し、思い出す…という作業の連続。これらの小さな手間の積み重ねが、大きな疲労につながっていたんです。
毎日仕事と育児でクタクタなのに、帰宅して「ご飯どうしよう…」と考えるだけで、もう何もしたくない気分になっていました。献立ストレスは、食事の楽しさまで奪っていたんだと、今振り返ると思います。
AIが買い物を「考える作業」から「実行する作業」に変える
AIを買い物に取り入れたことで、私の生活は劇的に変わりました。
買い物リストを自動生成するChatGPT活用術
ChatGPTに「冷蔵庫にあるもので献立を考えて」と入力したとき、次々と提案されるメニューと、それに必要な材料のリストに驚きました。
【私のプロンプト例】
「冷蔵庫に卵、キャベツ、鶏むね肉があります。3日分の晩ごはんメニューと、それに必要な買い物リストを教えて」
【ChatGPTの回答例】
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親子丼
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鶏キャベツ炒め
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チキンカレー(市販ルウ使用)
…といった現実的で助かるレシピを提案し、必要な買い物だけをリストアップしてくれます。

以前は「今日は何作ろう?」と頭を抱えていましたが、今では思考停止のままAIに質問すればいいので、献立を考えるストレスがなくなりました。さらに、AIがリストを自動生成してくれるので、書き忘れや買い忘れもゼロになりました。
AI家計簿アプリで支出を見える化
節約を考えるなら、「何にいくら使っているか」を明確にすることが第一歩です。私は手書きの家計簿に何度も挫折していましたが、AI家計簿アプリ「Zaim」と出会い、家計管理が習慣化しました。
【Zaimの便利ポイント】
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レシート撮影で自動記録: カメラで撮るだけで、品目ごとに自動で記録・分類されます。
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グラフで支出傾向を可視化: 「今月は食費の予算を超えています」といった通知で、無駄遣いを未然に防いでくれます。
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特売情報と連携: 近所のスーパーの底値情報までわかり、買い物のタイミングを調整できるようになりました。

Zaimを使い始めて最初の月、「ジュースに1,200円も使っていた!」という事実に衝撃を受けました。また、「鶏肉は週末が一番安い」といった情報も教えてくれるので、自然と賢く買い物ができるようになりました。
リアル体験談:AIで買い物の悩みがこう変わった
私がAIツールを本格的に活用するようになってから、生活は大きく変わりました。

以前は、仕事終わりに子どもを迎えに行き、そのままスーパーへ直行。「何作ろう?」「あ、アレ買うの忘れた」と店内を何周もして、結局1時間近くかかることもありました。
でも今では、AIが作ったリスト通りに買うだけなので、30分以内で買い物が終わります。
無駄遣いが激減
AIが提案する「本当に必要な物だけ」のリストに従うようになったことで、衝動買いがなくなりました。

以前は「安いから…」と特売品を衝動買いしていましたが、AIリストを元に買うようになってからは「これは本当に必要?」と自問する習慣が身につきました。その結果、月の食費が9,000円も減り、家計が本当に楽になりました。
買い忘れや二度手間がゼロに
ChatGPTは、献立に必要な食材を漏れなくリストアップしてくれます。

唐揚げを作ろうとした時に片栗粉を買い忘れた!という失敗がよくありました。でも、AIがリストを作成してくれるようになってからは、調味料などの買い忘れもなくなって、買い物の二度手間がゼロになりました。
家族との連携がスムーズに

以前は買い物をお願いするにも、口頭だと買い忘れがあったりして、夫にイライラすることも…。今はAIで作成したリストをLINEで送るだけなので、具体的に「これを買って」と頼めます。夫も「リストがあると迷わない」と喜んでくれて、家事分担が進みました。
おすすめAIツール3選|目的別ガイド
「AIを活用してみたいけど、どれを選べばいいか分からない…」という方のために、私が実際に愛用しているツールを目的別にご紹介します。
ChatGPT(献立提案×リスト作成の万能ツール)
- 目的: 毎日の献立を考える手間をなくしたい。
- 特徴: 手元の食材からレシピを提案し、必要な買い物リストまで自動で作成。
- 私の使い方: 「冷蔵庫にある〇〇と〇〇を使って、子どもが好きな献立を3日分考えて」と入力して、買い物リストを作成します。
Zaim(AI家計簿で支出管理&節約提案)
- 目的: 無駄遣いを減らし、家計を管理したい
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特徴: レシートを撮影するだけで自動入力。支出傾向からAIが節約アドバイスをくれます。
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私の使い方: 週に一度、レシートをまとめて撮影。月に一度、グラフを見て無駄な出費がないか確認します。
トクバイアプリ(チラシ情報で最安値を見つける)
- 目的: 必要なものをできるだけ安く買いたい
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特徴: 近くのスーパーの特売情報を一括でチェックでき、セール情報を見逃しません。
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私の使い方: ChatGPTのリストと照らし合わせ、その日の最安値の食材をチェック。効率的な買い物ルートを事前に決めてからスーパーに行きます。
まとめ:買い物のストレスは、AIで「時短と安心」に変えられる
買い物の「献立を考える」「リストを作る」「節約する」という一連の作業は、意外にも時間と精神的エネルギーを奪っています。
しかし、AIの力を活用すれば、その負担を大幅に減らすことができます。
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献立と買い物リストを自動生成:余計な買い物が減り、準備時間が短縮されます。
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AI家計簿で支出を可視化:無意識の出費に気づき、賢く節約できます。
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セール情報を事前にチェック:必要な物だけをお得に購入できます。
AIに頼ることは、「ラクをする」だけでなく「賢く家事をする」こと。まずは1つのAIツールから試してみて、毎日の生活に余裕と安心を取り戻してください。