執筆:岡田
「やるべき作業に取りかかっても、10分後にはスマホを触っている……」
そんな自分に、ずっと悩んでいました。予備校講師として授業準備や教材作成、加えてこのブログの執筆など、日々タスクが山積みです。にもかかわらず、集中力が続かない・気が散る・効率が悪いといった悩みをずっと抱えていました。
📌 そんな私を救ってくれたのが「AI×ポモドーロ」でした
昔ながらのポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩)は知っていたものの、正直、タイマーを手動で操作するのが面倒で続きませんでした。しかし、AIを搭載したポモドーロアプリと出会ったことで、状況は一変。
実際に使って感じた3つの変化をまとめました。
Before(導入前) | After(導入後) | |
作業時間 | 時間を管理できず、無駄にしていた | 作業と休憩を自動で区切ってくれる |
脱線防止 | 途中でSNSやメールをチェックして脱線 | 通知機能がリマインダーになり、途中離脱が激減 |
自己分析 | 何にどれだけ時間を使っているか不明 | AIが作業内容を記録・可視化してくれる |
この体験を通じて、「自分に集中力がないわけじゃなかった。ただ、仕組みがなかっただけ」ということに気づかされました。この記事では、予備校講師である私自身の使用経験をもとに、AIポモドーロアプリの効果や、おすすめアプリ3選、継続のコツまで詳しくお伝えします。
なぜAIは集中力アップに革命をもたらすのか?
ポモドーロ・テクニックは、シンプルながら効果的な時間管理術として知られています。しかし、「頭ではわかっていても続かない」という声も多いのが実情です。そこで注目したいのが、AIと連携したポモドーロ・タイマーの導入です。AIの力を活用することで、作業のリズムを整えるだけでなく、集中の持続、習慣化、自己分析まで可能になります。
面倒な手動操作から解放される
従来のポモドーロ法は、作業と休憩のたびにタイマーをセットする手間がありました。しかし、AIアプリは一度設定すれば、自動で作業と休憩を切り替え、通知してくれます。
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自動通知: 作業開始・終了・休憩のタイミングをAIが自動で知らせてくれるので、作業の区切りが明確になります。
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休憩のダラダラ化防止: 「あと5分で作業を再開しましょう」という通知が、休憩のズルズル化を完全に解消してくれます。

以前は休憩中にSNSをチェックしてしまい、気づいたら15分も時間が経っていた、ということが頻繁にありました。AIアプリを使うようになってからは、休憩の終わりを知らせてくれるので、きっちり5分で切り上げて作業に戻れるようになりました。
自分の集中力を「データ」として可視化する
AIポモドーロタイマーを使い続けると、単に時間を測るだけでなく、自分の集中力のパターンが浮き彫りになってきます。私が使っているアプリでは、以下のような項目がグラフで表示されます。
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集中できた時間帯(例:10時〜11時が最も高スコア)
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作業時間の推移(1週間、1ヶ月)
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ポモドーロの完了率

このデータをもとに、私は「朝イチで創造系の作業(ブログ執筆など)」「午後はルーチン系の作業(メール返信など)」というスケジューリングに切り替えました。結果的に、以前より少ない時間で多くのタスクをこなせるようになり、体感で作業効率が1.5倍以上になりました。
集中力が途切れる「科学的理由」をAIが解決する
集中力が続かないのは、人間の脳の仕組みに原因があります。脳は長時間同じ作業を続けると、ドーパミン(意欲を高める神経伝達物質)の分泌量が減り、集中力が低下します。
ポモドーロ・テクニックは、この脳の特性を逆手に取ったものです。25分という短時間の集中と、5分間の休憩を繰り返すことで、ドーパミンが枯渇する前に補充し、高いパフォーマンスを維持できます。
AIは、この科学的メカニズムを完璧に自動化してくれるため、人間の意志力に頼ることなく、集中力をコントロールできるようになるのです。
おすすめAIポモドーロアプリ3選|予備校講師の使い分け術
「AIポモドーロタイマーを試してみたいけれど、結局どれを選べばいいの?」という声をよく耳にします。そこで今回は、私が授業準備・教材作成・ブログ執筆に実際に使って効果を実感したアプリ3つを紹介します。
Focus To-Do|王道の機能+学習習慣に最適
最初におすすめするのが、使いやすさと機能のバランスが取れた「Focus To-Do」です。このアプリは、ポモドーロとToDoリストが一体型になっているのが最大の魅力です。

私がこのアプリに出会ったのは、授業のレジュメを作成する際、作業が煮詰まってしまった時でした。やるべきタスクを「見出し作成」「本文作成」のように細かく分割してポモドーロを回したところ、1日で3本のレジュメを作成できたときは、自分でも驚きました。
Marvin|時間管理と目標追跡のプロ向け設計
次に紹介するのは、より本格的に自己管理をしたい人におすすめの「Marvin」です。このアプリの特徴は、1日の予定や週間目標をすべて1つの画面で設計・追跡できることです。

私はそのある時期、授業・面談・ブログ執筆・SNS発信を同時に回していて、「時間が足りない!」と感じていました。そのときに出会ったのがMarvinです。目標達成率が自動で出るので、「あと1ポモドーロで目標達成」という感覚が励みになりました。
Pomofocus|シンプルで直感的!初心者にも◎
最後にご紹介するのは、とにかく“すぐ使いたい人”向けの「Pomofocus」です。これはブラウザ上で使えるポモドーロタイマーで、登録もダウンロードも不要という手軽さが特徴です。

今日は頭が疲れていて、やる気が出ない…」そんな時、私はいつもPomofocusを開いて“1セットだけやってみよう”とスタートします。操作が簡単なので、「使い方を調べる時間すら惜しい」ときに非常に助かります。
AIポモドーロアプリ比較表
アプリ名 | 対応デバイス | 特徴 | おすすめ対象 |
Focus To-Do | PC / iOS / Android | タスクと連動しやすく、学習・仕事に最適 | タスク整理から習慣化までしたい人 |
Marvin | PC / iOS | カスタマイズ豊富。目標設計・習慣追跡に強い | スケジュール管理を本格的に行いたい人 |
Pomofocus | Web(ブラウザ) | 操作が超シンプル。今すぐ使えて迷わない | タイマー初心者、気軽に始めたい人 |
私の場合は、朝のブログ執筆には「Focus To-Do」、計画の見直しには「Marvin」、気分が乗らない日には「Pomofocus」といった形で状況に応じて使い分けています。「1つのアプリで完璧にしよう」と思わず、“続けられるかどうか”を基準に選ぶのがおすすめです。
集中力が途切れるのは「能力」のせいではない
「AIポモドーロを導入してみたけど、三日坊主だった…」「アプリが多すぎて、何を選べばいいのかわからない…」これはかつての私自身の悩みでもあり、今では私の生徒や同僚からもよく聞かれる相談内容です。
続けられる人と続かない人の違いは「仕組み」
続けられる人と途中でやめてしまう人の差は、「やる気の強さ」ではなく「仕組みの有無」にあります。
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スタートの自動化: 私は毎朝8:55に「Focus To-Do」からリマインダーが届くよう設定しています。これは「やる気があるかどうか」ではなく「通知が来たから始める」という反射的な行動をつくるためです。
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気づきを記録: 1セット終了後、「今日はどれだけ集中できたか?」「気が散った原因は?」を3行メモする習慣を取り入れています。これにより、自分が「集中しやすい条件」を言語化できるようになり、作業環境の最適化ができました。

このメモの習慣を始めたことで、ある生徒は「スマホの通知が来ると集中が切れる」という自分のパターンに気づき、作業中は通知をすべてオフにするようになりました。小さな気づきが、大きな集中力の改善につながったのです。
私の活用例から学ぶ、実践的なPDCAサイクル
予備校講師としての仕事とブログ執筆を両立させるために、私はAIポモドーロを以下のように活用しています。
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ブログ執筆の流れ: ネタ出し→構成→本文執筆→装飾・画像作成→SEOチェックの5工程を1〜2ポモドーロに区切って進めます。これにより、1日1.5時間で2日で1記事を書き上げるペースになりました。
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授業準備: 授業の「導入→本題→演習→まとめ」という流れを4ポモドーロで準備。以前は授業前夜に焦っていましたが、この方法にしてから常に余裕を持って準備できるようになりました。
まとめ|AIタイマーで「集中力」の悩みを手放そう
AIタイマーを導入してからは、作業の可視化と時間の区切りが習慣化され、「今日はこれだけできた」という手応えを、数字と記録で実感できるようになりました。
小さな習慣が大きな変化を生むのです。
私は最初、毎日1ポモドーロ(25分)を続けるだけと決めてスタートしました。その小さな習慣が、いつの間にか次のような成果につながっていきました。
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変化①: 仕事のリズムが安定し、残業が激減
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変化②: ブログ更新が“習慣”になり、週2回の更新が可能に
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変化③: 「自分には集中力がない」という思い込みから解放された
集中できないのは、あなたの能力のせいではありません。必要なのは、集中を**「仕組み化」**する方法と、それを継続するための習慣づくりです。
今日、今からでも大丈夫です。まずは1ポモドーロだけ、25分間だけ、試してみてください。それはきっと、あなたにとって、「ただの時間管理アプリ」以上の価値を持つ体験になるはずです。